体が拒絶しているサインに気付こう
「どうして自分は続かないんだろう。。。」
「また途中で投げ出してしまった」
そんなふうに自分を責めてしまうことありませんか?
「続かないこと」って本当に悪いことなのでしょうか?
そもそも、続かないものを無理やり続けようとすることのほうが
よっぽど心と身体に負担がかかることではないでしょうか?

続かないのは「怠け」ではない
苦しくて続かない運動、苦手な人ばかりの職場、無理やり頭に詰め込むような資格勉強。
苦痛でしかたなければ、あなたの細胞が「もうやめてほしい」と叫んでいるサインかもしれません。
多くの人が「続かないのは根性が足りないから」と思いがちですが
続かないことには、きちんと理由があります。
- これは自分に合っていないかもしれない。
- 本当にやりたいことじゃないかもしれない。
- 今の自分の状態と相性が悪いかもしれない。
人の体や心は、実はとても正直です。
頭では「頑張らなきゃ」と思っていても、体はちゃんと違和感をキャッチしている。
あとはあなたがきちんと意識して気付くだけです。
自分の違和感の感覚と意識をつなげて気付いてあげてください。
続かないということは「体が拒絶している」ということなんです。

我慢は美徳ではない
何かを習得するためには、最初の壁を乗り越える必要もあります。
大切なことは「壁を乗り越えた先に自分の心が笑っているかどうか」。
続けることで自分が元気になっているか?
続けることで未来が明るくなっているか?
それとも、我慢し続けることで「心がすり減っている」だけなのか?
ここと見誤ると、頑張れば頑張るほど、自分のことが嫌いになっていきます。
我慢は短期的には成果を出すかもしれません。
長期的には「自分の本音を無視する癖」を身につけてしまう。
その先にあるのは「自分が何をしたいのか分からない人間」になってしまうことです。
自分のやりたいことを抑え込んで、親の価値観や他人の価値観で生きてきた結果です。
我慢は“自分を壊すスイッチ”になります。

続かないことは「失敗」ではなく「方向確認」
続かなかったことの中に「やらなくてよかったもの」も山ほどあったのではないでしょうか?
逆に、無理なく続いたものは「自分にとって大切なこと」だったはずです。
- 苦も無く黙々とやれる手作業
- 気づけば始めてしまう仕事
- 時間を忘れるくらい没頭しているもの
これが「自分の向いている方向」だったんです。
「続かないこと=悪」じゃない。
「続かないこと=自分の取り扱い説明書を更新するヒント」なのです。
やってみたけどダメだった。それで良いのです。
自分の取り扱い説明書の項目が一つ増えて「こっちじゃなかったな」と方向を確認できただけの話です。
そして「こっちじゃなかった」の数だけ、自分にとって本当に必要な「方向」が見えてきます。

「続けられるかどうか」より「自然と続いてしまう」かどうか
もし今あなたが何かに取り組もうとしているのなら「継続する努力が必要かどうか」ではなく
「続けることが自然にできているか」を基準にしてみてください。
- 休みの日も気になってつい手が伸びてしまう
- やっていて疲れない
- 終わったあとに満足感がある
逆に「また今日もできなかった」「やらなきゃ。。。。。」と毎日プレッシャーを感じているなら、いったん手放してもいいと思います。
大丈夫、何歳になっていても人生は今日からまた始められます。

まとめ
続かないことはやらない。その勇気があなたを守って、正しい道へと方向を定めていく。
無理にやらなくてもいいです。
人には合う合わないがあるし「続かないこと」はあなたが悪いわけじゃない。
むしろ「無理して頑張っちゃってるな」と気づいて、ちゃんとやめる選択ができた人は「自分を大切にできる人」です。
他人の価値観を生きるのではなく、あなた自身の「自然と続いてしまう」生き方を見つけてください。
そのためにはたくさん挑戦して、「あ、これじゃなかった」という消去方法で進むのも良しです。
遠回りに見えても、あなたの心と身体が喜ぶ「本物の道」への近道になります。

コメント