人生の層が変わる瞬間

自己成長・メンタルケア

いつも立ち寄っている飲食店、美容院、宿泊施設。

いつからか、雰囲気が合わなく感じたり、違和感を感じたりすることがあった。

スタッフの対応、客層の雰囲気、なんとなく周囲の人の感性にカチッときたり不愉快感を覚える。

こういった違和感や苛立ちは、あなたの人生の階層が変化し始めた合図。

人は自分の位置が上がらなければ今までの居場所に違和感に気付けない。

そのまま同じ階層に居座っていれば、この先の風景もなにも変わらないだろう。

成長すると「鈍さ」が目に付く

成長の証は、自分の感覚が鋭くなることも気付きの一つになる。

以前は「こんなもんか」と受け流せれた対応や言葉が、今はどうしても引っかかる。

例えば、美容室で鏡越しに会話をしている時、担当者の言葉がマニュアル的に聞こえ「お客様に寄り添う」というよりは「とりあえず話している」ように感じてしまう。

カフェでは周囲の客層と自分が合わなく感じてきて、居心地が悪くなってくる。

ホテルのエスコートの対応が雑に感じたり、適当な声掛けが分かりすぎて気分が損なわれる。

これらの光景は以前から存在しており、ただ自分が気付けなかっただけ。

自分の生きている階層が上がると、周囲の「鈍さ」が急に浮き彫りになって見えてくる。

苛立ちの裏にあるもの

苛立ちは「理想と現実の差」から生まれるもの。

もし自分が接客するなら、「もっとこうするのに」「この場所はしっかり片付けておいて欲しい」などと理想が強くなるほど、現実とのギャップがストレスに感じてくる。

こういった感覚を「自分が細かすぎるだけ」「自分は神経質なんだな」と片付けて心の奥にフタをして無かったことにしてしまう人もいるが、実際は違う。

苛立ちが生まれる時点で、自分の基準が上がっている証拠。

ビジネスの世界でも同じことが起こる。会議での言葉遣い、取引先とのやりとり、同僚の仕事に対する姿勢、以前は「そんなもんだ」と受け流していたことが、ある日を境にどうしても我慢できなくなってくる。

これは神経質ではなく、自分が一段階、上の目線に立った事を意味している。

人生の階層が上がるプロセス

人は段階的に層を上げていく。

1.無自覚の段階
違和感を感じず、流れに飲まれてその他大勢の一員として過ごす。

2.苛立ちの段階
周囲との基準の差に気付けて、居心地が悪くなる。

3.選択の段階
関わる人や環境を選び直し始める。又は、変えていく。

4.行動の段階
自分が望む基準を実際に形にしていく。

苛立ちの段階を迎えた人は、次の層に移動する前触れに立っている。

周囲の感性に不満を覚えるのは、自分自身が今の層より高い基準を欲しているから。

感性が磨かれるほど孤独になる

感性が研ぎ澄まされるほど、周囲との距離は広がると心得ておくこと。

多くの人が当たり前と受け入れていることに対して、あなただけは苛立ちを覚えるようになるため、自然と「一人浮いている」状態になる。         参考記事→俺だけ「浮いているのでは」な件

この孤独感に堪えられず、自分を周囲に合わせて感性を鈍らせてしまう人も実は多い。

せっかく芽生えた成長のサインを潰す行為に当たる。

苛立ちは自分の内側が変わった証拠であり、この感覚を無理に抑える必要はない。

行く所をワンランク上げてみる

苛立ちを感じた時にできる行動の一つが、利用するサービスをワンランク上げてみる。

美容室で接客の雑さに苛立ちを感じたなら、次は少し価格帯が上の美容室を試してみる。

ホテルのスタッフの対応にガッカリしているなら、次はワンランク上のホテルに宿泊してみる。

カフェで周囲の客層や聞こえてくる会話の内容にうんざりしているなら、一流ホテルのラウンジに行ってみる。

新幹線で移動する時に、一般席の周囲のざわつきに疲れたならグリーン車両を使用してみる。

価格は多少上がるかもしれないが、目的を持って活用すれば金額以上の学びも得られる。

ワンランク上の店では、接客の姿勢、言葉遣い、空間づくりに「一つ上の感性」が宿っている。

スタッフの教育にもしっかり時間をかけているため、相応の対価である金額を払う価値はある。

このような場所に身を置くだけで自分の基準も引き上げられる。

人は環境に強く影響される。安さや利便性だけで場所を選べば、そこで交わされる感覚が自分の当たり前になる。

逆に質の高い環境に身を移せば、この感覚が自分の新しい基準となっていく。

「苛立ちを感じる=今の環境が自分に合わなくなったサイン」と捉えると、選ぶ店をワンランク上げることは自然な流れ。

環境を変えれば、自分のそうも確実に一段階上がる。

まとめ

行きつけのお店で、周囲の人々の感性の鈍さに違和感を覚えたら、自分の基準が上がったシグナル。

新しい階層に上がるためのサインであり、成長のきっかけになる。

この違和感を覚えたら、苛立ちを批判的な力に変えるのではなく、ワンランクあげた場所に移っていく。

自分が身を置く空間に、より高い基準を持ち込む。

そうして一歩踏み出した時、人生の層は確実に上へと引き上げられていく。

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