終わりがあるから人生は輝ける

生き方・価値観

人は「終わり」を怖がります。

死、別れ、老い、喪失、、、。

それらはネガティブなものとして語られることが多いですよね。

人によっては、死生観の会話すら感情的になって拒絶することもあります。

でも僕は考えています。

「終りがあること」は、実は与えられた“祝福”なのではないかと。

終りがあるから今を大切にできる

ゲームや映画、どんな物語にも「終わり」があります。

終わりがあるからこそ人はその過程に一生懸命になれる。

ラスボスを倒すためにレベルを上げたり

感動のラストに向けて物語を夢中で進めていったり

“終わりがある”ことを前提に、私たちは「今」を一生懸命に生きているのです。

もし終わりのないゲームがあったら、きっと途中で飽きてしまうのでしょう。

人生も同じことが言えます。

永遠に生きられるとしたら何かを大切にする気持ちも薄れていってしまうかもしれない。

限られた時間だからこそ、人は精一杯、誰かを愛し、何かに挑戦し、後悔し、悔やみながら、それでも前に進もうとする。

終わりがあるからこそ、人生は美しいと思うのです。

100%の法則

歳を重ねていくと、若いころにはなかった喪失の痛みに気付くようになります。

親しい人との別れ。

大切な人が、一人、また一人と旅立っていく。

近しい人であればあるほど

喪失感は心が実際に痛くなり、生きていることも辛くなることがあるでしょう。

心にぽっかりと穴が空くような気持ちになり何も手につかなくなることもあるでしょう。

この世はなんて無情なんだと、絶望することもあるでしょう。

でもそんな別れさえも

“終りがある”という自然の摂理の中にあることなんです。

命には必ず終りがある。

これはもう100%の法則。

地球が誕生してから今この瞬間まで、例外なくすべての命は「終わり」を迎えてきました。

終わりがあることを知っている」ということ自体が、人類に与えられた大きな贈り物なのもしれません。

「そのうちやる」はもうやめよう

若い頃は「いつかやればいいや」「今じゃなくてもできる」と思いがちです。

でも人生の時間は思った以上に早く進んでいきます。

やれることは年齢とともに少しずつ減っていく。

体力、気力、身体的機能、生活環境。。。全ては少しずつ変化していきます。

だからこそ、「やりたい」と思ったことは、“今”やっておくことが重要なんです。

旅行でも、挑戦でも、誰かのへの感謝の言葉でも。

終わりが来るとわかっている今だからこそ、

今という時間が、どれだけ価値のあるものかに気付けるのです。

そして、また会える日まで

先に旅立った人を思い出すと

ときに立ち上がるのもつらくなるような日もあることでしょう。わかります。

でも僕は信じていることがあります。

また、きっと会える。

「向こうの世界で全員集合」だと、そんな気持ちでいます。

だから、今は前を向いて歩いていきます。

この世界は確かに過酷で、理不尽なことが当たり前に起こります。

しかしそれは自分の在り方と世界の見方を変えれば優しさに満ちた世界にもできる。

あなたの心の中にある温かさは

きっとまた誰かを癒やし支える希望になります。

後悔は1つでも減らしておこう

人は最後の時期に、いろいろなことを思い出します。

「もっと〇〇すればよかった」

「あの時、ああすればよかった」

そんな後悔を少しでも減らせるように

今日、目の前にあることを大切にしましょう。

休日も、仕事も、遊びも、そして、ただゆっくり過ごす時間も。

すべては終わりがあるからこそ輝ける。

まだ当たり前に今日と同じ明日がくると思えているのは思考停止状態です。

終わりを意識したときから、あなたの本当の人生がはじまると思っています。

大災害、不慮の事故、突然死に見舞われた彼らも皆、昨日と同じはずの今日が過ぎていくと思っていたのです。

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