「違和感」を意識して活用

自己成長・メンタルケア

現役の会社員の頃、現場巡回中に“いつもと何か違う”違和感を覚えることがあった。

この感覚を放置していると、後々に客先からクレームとして連絡が入り、「ああ、あの時の違和感がこの作業ミスだったんだ」と気づく事がたびたびあった。

この経験から、現場でいつもと何かが違う違和感を覚えたときは、作業を見直したり、製品を舐め回し検査するようにした。

何もない時もあったが、異常を発見して客先クレームを未然に防止できたことは、実は少なくなかった。

“違和感を覚える”事を覚える

人は毎日、無数の判断をしながら生きています。

研究結果では人が一日に行う判断(意思決定)は約35,000回とも言われています。

どの服を着るか、どの道を使うか、どこへ行くか、何を食べるか。

その中で時折、「なんとなく変だな」「妙に気になる」「なんか引っかかる」と感じる瞬間があります。

それを今回定義する「違和感」と表現します。

けれど、この違和感を軽視したり無視する人は少なくありません。

大変もったいないことです。

違和感は、あなた自身の細胞や、あなたを護ろうとする本能が発している“大切なシグナル”なのです。

例えば、誰かと会った瞬間に「なんかこの人と合わないな」「この人なんか変だな」と感じたことはないでしょうか?

明確な論理ではなく、身体の細胞レベルで感じ取っている危険注意シグナルの可能性があります。

「この人とは関わらない方がいい」

「深く付き合うのはやめた方がいい」

あなたの直感または遺伝子レベルの細胞が教えてくれているシグナルなのです。

そして、その直感は意外と当たっています。

異常な邪魔が入るときは止める

また、なにかに取り組んでいる最中に、なぜか物事がうまく進まない。

急に体調が悪くなったり、謎のトラブルが重なったりする。

そんなときは「自分を守ってくれている存在」からのストップサインかもしれないのです。

「この道じゃないよ」

「それをやると傷つくよ」

まだ科学では解明できていない作用が、あなたの進路にブレーキをかけてくれている可能性が高いのです。

ビジネスシーンでも違和感があれば止めて良い

契約の話が進んでいるのに、やたらと強い邪魔が入ったり、次々と問題が起きたりすることがあります。

そんなときは、無理に押し切ろうとせず、

一度立ち止まって「本当にこの契約でいいのか?」と問い直す勇気が必要です。

強引に進めてしまった結果、後で大きなトラブルになったり、信頼関係が崩れたりするケースも少なくありません。

経験談
知り合いの経営者から事業継承の話を頂き、契約を進める段階で次々と謎のトラブルに見舞われたので、「違和感」を尊重して事業継承を辞退した経験があります。

「やめとけ」というメッセージは、時にとても地味で、違和感という形でやってくるものです。

同じ数字をやたらと見る

最近「また同じ数字を見た」と感じることがないでしょうか?

・ふとスマホを見ると充電残量が「44%」で目に入ることが何度もある 

・ふと見た時計が「4:44」だった時がよくある

・車のナンバーが「44-44」をやたらと見る

・YouTubeいいねボタンを押そうとしたら「44」番目だった。

このように同じ数字が繰り返しあなたの目の間に現れるのも、なにかのメッセージだと思うと少しワクワクしませんか?

スピリチュアルな話に聞こえるかもしれませんが、科学的に解明されていないだけの事柄で

偶然のような必然」に気づける人は、直感の精度が高い人です。

このように日々の生活の中に現れる違和感やシグナルは言い換えれば

未来の自分からのメッセージ」と思えばすんなり納得がいくのではないのでしょうか。

どこに進むべきか、何を避けるべきか、このヒントを実は日常の中で何度も受け取っているのです。

このシグナルに気づくために、普段から感覚の精度を上げていくことが大切になります。

例えば、静かなところでにいつもより目を閉じてみる。

散歩しながら、五感に集中してみる。

ふと目を運んだ先に、どんな風景やサインがあるのか意識してみる。

そんな小さな習慣が、違和感や直感をキャッチする力を磨いてくれる。

まとめ

何かうまくいかない時、「違和感」を見過ごしていなかったかな?と振り返ってみてはいかがでしょうか?

そして、行動する前に「この道、本当に自分に合っているだろうか?」と立ち止まってみる。

自分の感覚に耳を澄ませることは、自分の人生を正しく導く最高のナビゲーションになります。

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