イライラの裏に隠されたもの
「イライラ」はできることなら感じたくない感情かもしれません。
心がざわつくし、落ち着かない。誰かに八つ当たりしたくなったり、自分を責めてしまったりもする。
多くの人にとって「イライラ=悪いこと」「怒り=ネガティブ」と捉えがちです。
しかし、このイライラこそが「あなたの才能の種」に気づけるヒントになります。

イライラは「価値観の通知」
怒りやイライラが生まれるのは「自分の大事にしている価値観や期待が裏切られた時」です。
例えば、仕事の場面でのシーンでのイライラ・・・・
- 効率よくやれるのに方法があるのに、なぜか非効率なやり方を押し付けられる
- チームで協力したいのに、空気を読まずに我を通す人がいる
- 約束を守らない、時間を守らない人がいる
このときに大切なのは「なぜ自分はイライラしているのか?」という問いを自分に投げかけること。
- 効率を大事にして会社に利益貢献できる
- チームワークを重んじて、困難な課題もみんなの協力で乗り越えていける
- 信頼や誠実さを大事にして良好な関係を構築していきたい
など、イライラの裏側には自分が大切にしている価値観が見えてきます。
この価値観こそが、あなたの才能の種なのです。

他人が気づかない違和感に気づける力
才能と聞くと「特別な能力」「人並み外れたスキル」と思いがちですが「才能の種」はもっとシンプルです。
あなたが無意識に「これは変だな」と思える感覚。
誰も気づかないようなところに「なんでこれってこうなってんだろう」と疑問を持てること。
他人が気づいていない違和感に気づける力、それが才能の入口です。
たとえば、誰も気にしてないけどあなたは「その言葉遣い、相手を不快にしていないかな?」と気になるなら、その人には持っていない「コミュニケーション感覚」という才能の種があるかもしれません。
玄関に靴がたくさん散乱しており、ずっと気になっている。「下駄箱を作って整理整頓すればいいのに」と思っていれば、手作り下駄箱を造るDIYの才能を秘めているかもしれません。
職場で「もっとこうした方が良いのに」と思ってイライラするなら、その「こうした方が良い」という提案力、改善力があなたの強みであるにも関わらず、意見が採用されないのであれば、本体発揮すべき能力が今の場所(会社)じゃない可能性もあります。

違和感と向き合うとこが才能を開花させる最初の一歩
多くの人は、イライラしたときにその感情を抑えようとします。
「自分が未熟だからだ」「もっと我慢しないと」を感情に蓋をしてしまう。
それは、自分の才能を土に埋めたまま、水も与えずに芽を出すことを拒否するようなもの。
大切なのは、イライラを感じたときに
- なぜ自分は今このことに反応したのか
- どういう状況だったら自分は納得できただろうか?
- これにイライラしない人との違いは何か?
という問いを繰り返すことです。
この問いを繰り返すことでやがてあなたの中の「強み」や「譲れない軸」を炙り出します。
イライラは、自分の外に怒りをぶつける感情ではなく、
自分の内側に眠っている“才能のセンサー”が反応した瞬間なのです。
イライラを外にぶつけて、お酒やカラオケなどで発散してしまってはとても勿体ないことです。
自分の中で、自分と対話して、自分の才能を育てるきっかけとしてください。

まとめ
もしあなたが今の職場、あるいは人間関係の中で、たびたびイライラしているなら、それは「あなたには、もっと発揮すべき才能がある」サインかもしれません。
我慢して自分の感情を抑え込むより、
その感情の根っこを探ることをしてくだい。
そして自分と対話を繰り返して行動に移したら、誰かの役に立てる形にしていくこと。
あなたにしかない素晴らしい才能を育てていく。
これからは、イライラする自分を責めることや感情に蓋はしないで
「おっ、才能の種が芽を出してきたな」と受け止めてあげてください。
イライラのサインは心の奥底で「もっと自分らしく生きたい!」という強いメッセージなのですから。

コメント