不平等な世の中で平等なもの
世の中は不平等に満ちています。
生まれながらにして大富豪の家庭に育つ人もいれば
生まれながらにして才能に恵まれている人
誰が見ても羨むような容姿端麗を持つ人もいます。
このような「スタート地点の違い」は確かに存在します。
人生というゲームは、イージーモードの人もいれば、ハードモードの人もいます。
望んでいようが望んでまいが、それが現実です。
けれど、その中で唯一平等に与えられているものがあります。
それが「時間」です。
どんな天才と呼ばれる人も、どんな大富豪でも、どれだけ魅力的な人でも、
1日は24時間、1年は365日。
この自然の法則だけは、誰にも変えることができません。

「時間がない」が口癖
人生をいい方向に変えたい、何かを学んで知識を増やしたいと相談して、アドバイスを受けたとしても
「時間がないからできない」
「忙しいから無理」
そう口にする人は本当に多いです。
ここで一度、整理してみてください。
たとえば、自分の人生を今より良くしたいと思っている人がいたとします。
健康のために〇〇運動をするといいよ
収入を増やすために◯◯の勉強をしよう
◯◯のスキルを身に付けるといいよ
知見を広げるために◯◯という書籍を読むといいよ
とアドバイスをしても、「時間がない」と言って行動にうつさない。
これは「私にとってあなたのアドバイスは優先順位が低い」ということを、自分で証明してしまっているのです。
時間がないのではなく、
あなたの24時間の中に「アドバイスをもらった内容をやる時間」を組み込む意思がないだけです。
要は、優先順位の問題なのです。

みんな忙しい
学生も、社会人も、主婦の人も、定年後の人も、フリーターも基本的に「忙しい」と感じながら生きています。(他人の忙しさは見えにくいのに対し、自分の予定や負担は常に実感できるため)
人は生きている限り「やること」が尽きません。
- 会社に勤めている
- 家事をこなす
- 子どもの世話をする
- 体調を整える
- 人間関係を維持する
- ショート動画を見る
誰しもが「何か」に追われているます。
つまり、「忙しさ」とは、ある意味では人間の宿命とも言えます。
その中で、自分にとって本当に大切なことに時間を割けるかどうかが、人生を良くする分かれ道になります。
時間は「できるもの」ではなくて「作るもの」。
そのためには、まず何かを「やめる」決断が必要です。
本を読む時間がないのではありません。
ショート動画やTVを眺め見る時間を減らせば、本を読む時間は作れます。
勉強する時間がないのではありません。
無駄な飲み会やスポーツ観戦の時間をやめれば、勉強の時間は作れます。
漠然とショート動画やTVを眺めていたり、無駄な飲み会に参加しているだけでは、あなたのスキルは向上しません。

勉強しないから変わらない
「忙しくて勉強する時間がない」と言う人がいます。
でも、その人は5年前も同じ事を言っていたのではないでしょうか?
そして、このままだとまた5年後も「忙しくて勉強する時間がない」と同じことを言っている可能性が高いです。
なぜなら、勉強を後回しにする限り、目の前の状況は何も変わらないままだからです。
起こることに対しての処置しか対応できず、主体的に行動して物事を作っていくことができないままです。
忙しさから抜け出したいのであれば、逆にまずは勉強することです。1日10分からでも良いのです。
知識やスキルが身につけば、「効率よくこなす方法」や「収入を上げる手段」など、時間の使い方に関する選択肢も増えます。
あなたは忙しいから勉強する時間がないのではなく、勉強不足だから忙しいままなのです。

まとめ
この世界には多くの不平等がありますが「1日24時間」だけは誰にでも平等に与えられています。
「時間がない」という人の多くは、優先順位のつけ方に問題があり、時間のせいではなくて、自分の本気度の問題なのです。
忙しいのは誰しも同じです。時間をつくるには何かを「やめる」決断が必要です。
忙しくて勉強する時間がないのではなく、勉強しないから忙しさから抜け出すことができていない。
忙しい人ほど、学びが不足している可能性が高いです。
「時間がない」という言葉を口にする前に、一度、自分の24時間を見直してみてはいかがでしょうか?
人生を変えるには時間の使い方を変えることも必要な選択です。

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