安定土台を作って挑戦する

自己成長・メンタルケア

「挑戦しよう、夢を追おう、やりたいことをやろう」

こんなスローガンを聞くと耳障りは良く聞こえる。

現実は、家賃の支払いや生活費、家族の教育費といった「逃げられない固定費」に追いかけられて身動きが取れない人がほとんどだった。

挑戦したくても、支払いに追われる日々、家のローンを支払って家族を養わないといけない。

安定的な柱を獲得しなければ挑戦できない

綺麗事を抜きにすると、貯蓄があまりない生活をしていると何かに“挑戦”することができない。

心の奥でこう感じている人は少なくないのではないだろうか。

もし貯蓄資産で5000万、1億円を持っていたらどうだろう。

多少の失敗など痛くも痒くもないだろう。明日の食費も心配する必要がない。出費のイベントにヒヤヒヤすることもなく、堂々と過ごせるはずだ。お金は人に「余裕」という鎧を与えてくれる。

そして、この「余裕」が「自信」を生んでくれる。

自信を持って振る舞う人間には自然と人が集まる傾向があり、人が集まれば情報もチャンスも集まり、さらにお金が巡ってくる。お金があるからこそ心に余裕が生まれ、余裕が人を惹きつけて、その循環がまたお金を引き寄せる。

よく「世の中お金だけじゃない、心が大切だ」的な事を声高に言う人もいる。

確かに仰る通りだろう。

しかし「お金がないから幸せ」とい理屈は決して成り立たない。

会社員という恵まれた環境

給与額に惹かれて選んだか、とりあえずで就職したか、生活のために妥協して選んだ仕事なら

「仕事=苦痛」「給料=我慢料」と感じているかもしれない。

もし今の仕事が「好きで楽しい」「嫌いじゃないしやってても苦にならない」とう人は恵まれていると言える。

好きなことをしていながら、更に給与という対価でお金がもらえる、幸せな環境だと気づくことができれば感謝できる。

将来、今の仕事の延長線上で独立して挑戦することを考えている人も居るだろう。

その場合、会社員でいる今の時間は「お金をもらいながら勉強させてもらっている時間」と捉えることができる。

比較的に法律でも守られる側の会社員であれば、固定給という安定した収入の中で、会社の資金で教育を受け、実務を学び、現場を経験できる。

もし失敗しても大きな責任を個人で背負うことは、まず無い。

万が一、会社員で重大な事件を起こしてしまったら、ただ解雇になるだけの事。

もし独立してから大きな失敗をすれば、一瞬で信頼もお金も失うことになる。

会社員時代の失敗は、ほとんど無料で経験できる教材といえる。

さらに、給料をもらいながら人間関係、顧客対応、業界の常識を学べる。

これを「ただの労働」と捉えるか「将来のための投資」と捉えるかで、その後の人生は大きく差が出る。

安定と挑戦のバランス

挑戦に必要なのは、綺麗事を抜きにすれば「安定的な収入の柱」があることだろう。

貯蓄で1億円のような圧倒的な資産でも精神安定剤になるし、会社員であれば毎月もらえる固定給でもいい。

生活を支える土台があるかどうかで、挑戦できる環境かどうか変わってくる。

基盤となる土台なしに飛び出すのは、無謀に等しい。

安定と挑戦を二項対立で考えないことも重要。

「安定=退屈、挑戦=刺激」ではなくて、「安定の上に挑戦を積み立てる」という積立投資ならぬ、積立挑戦が現実的と考えられる。

安定を軽視して挑戦すれば、すぐに生活に行き詰まり、結局は挑戦を諦めて元に戻ったりする。

逆に安定だけを求めれば、挑戦する機会を失い、年齢とともに行動力が萎んでいく。

「安定を確保できた状態で挑戦する」バランス感覚が必要と言える。

まとめ

現実的に言えば、お金があるからこそ人は挑戦できる。

お金は精神的安定剤になり自信を生む。

自信に満ちあふれていると人を惹きつける。

人がお金を運んでくるため、さらにお金を呼び込む。

会社員で今の仕事が好きならば、それは給料をもらいながら好きなことをしている幸せな環境だと気づくこと。

そして将来独立を考えているなら、会社員としての時間を「給料をもらいながら学べる贅沢な修行期間」として活用する。

安定土台をうまく活用して、生活が破綻しないように挑戦していくことをオススメする。

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