決断は直感で決める

人間関係・コミュニケーション
人生は選択の連続

日常生活の小さなことから、人生に関わる大きなことまで、私たちは日々「決断」を求められています。

  • 転職するか、このまま残るか
  • 告白するか、あきらめるか
  • 進学するか、就職するか

迷ったときの判断基準として「決断は直感で決める」ようにしてみてはどうでしょうか?

ランチのメニューや晩ごはんの献立など、小さな選択から直感で決める練習をしてみてください。

直感とは好き嫌い

「直感」という言葉に、みなさんはどんなイメージを持っていますか?

  • 根拠がない
  • 気分次第
  • 衝動的で危ない

こんなネガティブなイメージを持っている人も多いかもしれません。

けれど本質はもっとシンプルです。

直感=自分の「好き嫌い」で選ぶ力

誰にでも備わっている「好み」の感覚。それを無視して、周囲の意見や損得感情で決めた結果、後悔することは意外と多いものです。

失敗するなら好きな方で

「好きな方を選んで失敗でもしたら、それこそ後悔しそう」

そう思うかもしれません。でもここが大きなポイントです。

好きな方を選んで失敗した場合、人は納得できるものです。

たとえば「自分が本当にやりたいと思っていた仕事に就職したけど、思ってたのと違っていた」としても

人は「やってみて気付けた」と前向きに切り替えやすいものです。

逆に、親や周囲の人から言われて嫌々選んだ道で失敗したときはどう思うでしょうか?

「やっぱりやらなきゃよかった。。。。」という後悔が残りやすく、次の一歩も踏み出しづらくなります。

好きな方を選んで失敗した方が、自分にとっても学びが深く、次の行動にも繋がりやすくなります。

決断を早くするには「検討しないこと」

現代は選択肢が多すぎる時代です。

価値が一定でどこで購入しても同じ“商品やサービス”は「他社と比較して安いところ」を選択すれば満足度80点以上は取れるでしょう。

しかし、人生が関わる選択は感情が伴うのでそうはいきません。

  • どっちが人生損しないか
  • どっちの方がリスクが少ないか
  • どっちが正解か

こんな検討を続けていると、決断のタイミングを失ってしまいます。

文字を紐解くと、決断とは「決めて、断つこと

ある選択肢を「選ぶ」以上に、他の選択肢を「捨てる」覚悟が必要です。

この「断つ勇気」を支えてくれるのが、直感という感覚なのです。

判断と決断は違う

決断を理解するために「判断」との違いを知っていおくことも大切です。

  • 判断:物事を評価・分析すること(例:安定している仕事だな)
  • 決断:選択肢を選び、行動に移すこと(例:だからこの仕事を続ける)

多くの人は、判断で止まってしまっています。

  • 安定しているからこのままでいいか
  • みんなはこっちを選んでいる
  • 収入は悪くないし
  • 行動するのがめんどくさいからいいや

こうして謎の“意味づけ”だけして、自分を納得させたふりで、不満を抱えながらも動けなくなっていくものです。

判断のあとに決断が必要です。そしてその決断こそが、自分の直感を信じる勇気にかかっていきます。

直感は“スピリチュアル”ではない

「直感なんてアテにならないよ」と思うかもしれませんが、ちょっと聞いて下さい。

直感とはスピリチュアルなことではありません。科学的に説明できる側面があります。

直感とは、今まであなたが体験してきたすべての出来事、感情、記憶の集積から生まれる“無意識の総合判断”です。

脳の中で、言語化されていない情報を瞬時に統合して「これだ」と感じている状態。だからこそ、理屈では説明できない「こっちがしっくりくる」という感覚が湧くのです。

まとめ

社会は、合理性や計画性を重んじるようにできています。進学も就職も結婚も、如何に「間違いのない選択をするか」が求められる。

でも、そもそも人生には正解なんてありません。

むしろ歩んできた道が自分の捉え方しだいで、正解にもなり、不正解にもなります。

自分の捉え方で「正解」か「不正解が」決まる人生。

それなら、直感を信じて好きな方を選んで進んでいきませんか?

もし失敗しても「自分が選んだ」という決断は、自分自身を一歩前に進めてくれる力になります。

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